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先輩インタビュー

リハビリテーション科
理学療法士
伊東花恵

まずは対話から。
患者様ひとりひとりにベターなリハビリを

伊東花恵

理学療法士として、主には病気やけがにより、歩くこと、起き上がることができない患者様にリハビリを行っています。寝たきりの患者様には、拘縮予防や褥瘡予防を行います。患者様ひとりひとりに向き合い、その方にとってベターな方法を考え、リハビリを計画しています。まずは患者様とお話をし、どういうことにお困りなのかを把握し、ゴールを決めます。起き上がることが困難な患者様には介助あり、次に一部介助、最後は見守り…と、徐々にリハビリを積み重ねていきます。患者様は、私たちが思うよりたくさんの不安や悩みを抱えておられますので、ぐいぐいお尋ねするのではなく、じっくりとお聞きする時間も大切にしています。

呉記念病院で働こうと思った理由、きっかけは何ですか? 回復期リハビリがあること、
地域に根差した活動が決め手に

中学生のときけがをしてレントゲンを撮ったところ、骨折をしていたことが判明し、すぐに手術。9カ月もの間、リハビリに通うことになりました。下校後、毎日病院に行き、いろんな理学療法士さんにお世話になったんです。他愛もない会話をしたり、仕事やメンタルケアについて教わったりするうちに、理学療法士の仕事に興味が湧きました。実家を離れ、広島県内の大学に進学しましたが、就職活動をする時期にコロナ感染症が拡大し、就職活動が思うようにできませんでした。ならば、4年間お世話になった地域に貢献しようと思い、呉市で働くことを決意。呉記念病院は、もともと希望していた「回復期」のリハビリがあること、「介護予防教室」を開催するなど地域に根差した活動をしているところも決め手でした。

仕事のやりがいは、どんなときに感じますか? 患者様の感謝の言葉や、
覚えていただく喜びがやりがいに

患者様はもちろん、ご家族から感謝の言葉をいただくことが一番の喜びであり、やりがいです。もちろん全員が右肩上がりによくなられるわけではありません。そんなときは自分の知識・経験不足を認め、先輩たちと一緒に新たな介入方法を考えます。そんな仲間の存在はとてもありがたいです。また、スタッフから「あの患者さん、最近よくなったね」と言ってもらうと、とてもうれしく思います。中でも一番うれしいのは、担当した患者様と再会したとき、名前を呼んでくださったり、「こんな話したよね」と会話を覚えていてくださったりすること。担当以外の患者様が、些細な会話を覚えてくださったりすると感激です!そんな言葉全てが、喜びであり励みになって、もっと頑張らないと!と思います。

呉記念病院の良いところは? 多職種連携、「食べる」サポート、
働きやすさが自慢です

多職種連携が、呉記念病院の一番の強みです。年代の違ういろんな職種の人たちが、互いに意見を交わせるのは、他の病院にはないことだと思います。また「食べる」ことへのサポートが充実しているのも特徴。患者様がしっかり食事ができないと、リハビリの効果も得られませんからね。口腔ケア、言語聴覚士、嚥下機能介入などを担当するスタッフがいて、私たちが食事時のポジショニングを評価する。いろんな職種が関わって、リハビリ効果を最大にするためのサポート体制を整えています。
また、「チャレンジしていいよ」という雰囲気もいいなと思います。コロナ禍で長期実習ができなかった、いわゆる「コロナ世代」の私は、入職時に不安がありましたが、乗り越えられたのは、周囲のサポートのおかげ。私の友達の中には「明日仕事に行くのが嫌だ」と言っている子もいますが、そんなふうに思ったことは一度もありません。人間関係のよさ、働きやすさも自慢です。

これから挑戦してみたいこと、目標は何ですか。 学びや研修を重ね、
専門性の高い理学療法士として貢献したい

もっといろんな症例を学び、接し方や考え方を向上させたいです。ゆくゆくは違う分野の資格の取得もしてみたいかな…。チャレンジしたいと思えば、研修費や講座受講などのバックアップがありますし、どんどん研修に行って、自分の持っていない発想を知りたいし、いいものは導入したい。将来は専門性の高い理学療法士になって、病院に貢献したいと思っています。

求職者へメッセージ

「取り組むのが遅くて、行きたい病院の募集が終わっていた」ということにならないよう、自分の望む進路を早めに決めて、後悔しない就職活動をしてくださいね。